従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。主にタバコの煙を長期に吸入することにより、空気の通り道である気管支が狭くなり、息を素早く吐き出せなくなる肺の疾患です。長年にわたる喫煙習慣を背景に、中高年に発症することから肺の生活習慣病といえます。動いた時の息切れ、咳が止まらない、痰が切れないなどの症状を特徴とします。疾患の認知度は以前に比べ上がってきていますが、未だ十分とは言えません。
診断
胸部レントゲンやCT検査などで疑われ、呼吸機能検査を行うことで診断します。
治療
タバコがCOPDの最大の原因ですので、喫煙している方は禁煙することが治療の第一歩です。肺の機能は年齢とともに低下しますが、禁煙によりそのスピードを遅らせることができます。その他の治療として、薬物治療や酸素療法などがあります。当院では患者さまの状態(肺機能・年齢・趣向理解度など)に合わせて治療を行っていきます。
将来のリスク軽減
COPDは長期的にみると併存症の治療・予防がとても重要になります。その中でも特に強調したいのは身体活動性低下や低栄養に起因する「サルコペニア」(加齢による筋肉の萎縮)と「骨粗鬆症」です。薬物治療により呼吸困難感や運動耐容能を改善させ、運動療法(リハビリテーション)や栄養療法により筋肉や骨の機能を維持することは将来の寝たきりや要介護状態への予防にもつながるためとても重要です。また骨密度検査を行い骨粗鬆症と診断された場合には適切な治療を受けることも重要です。その他、感染予防のためワクチン接種(インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン)も勧められます。
〒251-0052
神奈川県藤沢市藤沢1006-1-1F
0466-50-1159(いい呼吸)
0466-50-1158
- 診療科目
- 内科・呼吸器内科・アレルギー科
- アクセス
- 藤沢駅北口(徒歩6分)
藤沢本町駅(徒歩11分) - 院長
- 三沢 昌史 Masafumi Misawa (医学博士)
- 診療内容
- 気管支喘息、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、COPD、高血圧、高脂血症、糖尿病、検診(肺がん検診など)、健康診断(企業健診)、各種予防接種
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
9:00~ 12:00 |
● | ● | ■13:00迄 | / | ● | ▲15:00迄 |
15:00~ 18:00 |
● | ◎19:30迄 | / | / | ● | / |